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現代商(あぶらのごとく)

 仕事場近くは再開発中である。これまでの建物が壊され、一旦、更地となる。
 空の広さを感じる。
 工事中だけれど、やや離れた場所から、その方向に目を向けて歩く分には、気分が良い。
 と同時に、これまで以上の高い建物が本当に必要なのかとも思う。
 このような建物が都内の各場所で出来ているものの、庶民とは縁がないものばかりを扱い、トイレに入る以外に利用したことはない。
 一体、どういった客層を狙っているのか。
 報道では、かなり給料やボーナスなども上がっているという。ただ、これは、業種間による差が大きいと思われる。
 先日、問題になった介護事業を含めサービス業では、むしろ、悪くなっているところが目立つ。
 これは、利用者に対し料金を迎えるため、人件費を削っているからである。
 この業種において、職場環境が恵まれていると答える人間はいないだろう。経営者のみが、楽な椅子に座っている。従業員は生かさず、殺さずという会社がほとんどである。従業員に還元されている会社は少ない。
(第千四百九段)
by akasakatei | 2007-07-10 19:37 | 産業 | Comments(0)
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