人気ブログランキング | 話題のタグを見る

湯島菊花展(あさのけいだい)

 十一月に入った。三日は十三夜であった。気付いた人は少ないに違いない。
 そして、四日は一の酉だった。今年は三の酉まである。火事が多いという。
 花暦に目を向ければ、菊である。旧暦の九月九日が重陽の節句である。新暦だと、今年は十月三十日になる。
 この時期、菊花展が行なわれている。
 早朝に湯島を訪ねてみる。訪れている人は少ない。近所の人が散歩しているくらいである。
 境内では、神主が掃除をしている。ジャージ姿である。
おかげで、ゆっくりと眺められる。
どの鉢も丹念に作られている。
ここでは、毎年、大河ドラマの菊人形も飾られる。
見たところ、ポスターとかなり異なる。草臥れた感じである。
これから、湯島天神は、七五三、初詣、受験、梅の季節を迎えることになる。そういう意味では、この時間は嵐の前の静けさといえるかもしれない。
(第千百六十三段)
by akasakatei | 2006-11-06 21:03 | 余暇 | Comments(0)
<< 祖師谷大蔵(うるとらもうで) 柔貯器(めさきにとらわれ) >>