最近では、何が起こるか分からない。これは価値観の多様化とも関係があると思われる。
常識の通用しない人間が増えた。精神病患者のいる家族も、そのひとつである。
先日は、デパートで販売員に対し、大怪我をさせた。自由にさせていた家族や医者は、当然、被害者へ償いのひとつもすべきである。
実際、これは他人事ではない。
車内におかしな人は沢山いる。
ついこの間も、背負っていたリュックを床へ下ろし、出ている紐を伸ばし、昆虫に見立てていた若い男がいた。
その行動は不可解で、祈りさえ混じっていた。
こうした危険な人間を、家族は、何故、野放しにするのか。
勿論、これは一例である。一見、正常と思える人にも変なのはいる。
正確が各々異なるのは当然だけれど、生活していく上での常識の欠如となると、これはもう組織や集団の綻びを意味する。
それらを纏めているのは、法や規則だけでなく、習慣や慣習、常識もある。
(第千九十七段)