夏休みに入り、仕事からの帰宅時には子供の姿が目立つ。
様々な子供がいるけれど、明らかに小学生なのに、化粧や髪を染めているのもいる。
似合う、似合わない以前の問題で、どう見てもバランスが変である。
親の顔を見ると、その辺によく母親である。どういう価値観から、年相応でない格好をさせるのだろう。
それに、小さい頃から化粧をさせると、長期間で考えた場合、肌への悪影響も考えられる。これは髪についても同様である。染めることにより、毛穴が痛むことになる。
単なる外見だけから、疑問を覚えずに、大人並みのことをさせているに違いない。無知も良いところである。
子供に大切なのは、まず、常識や道徳である。
現在、形ばかり大人で、内容が伴わない人が随分といる。こうした恥ずかしい大人は、将来、苦労する。大人の役割は子供を独立させることである。他人に笑われないように育てる責任が大人にはある。外見だけを可愛がりたいなら、親にならず、ペットを飼うべきである。
(第千六十七段)