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常識無知者(ぎょうかいにんへのあきれ)

 山口の母子殺人と広島の女児殺人、何れも判決は死刑ではなかった。
 これに関し、事件の性質を考えると、死刑でも良かったのではないか。両事件の容疑者とも反省の色は見えない感じで、矯正は難しいと思われる。財政難の今こそ、死刑を増やし、刑務所代を削るべきである。察するに、それを行なわないのは人口が減ることを怖れているに違いない。
 法の関係者による視点でいえば、これまでの類似性だけで考え、時代背景などは無視しているのだろう。否、常識を知らないのである。
これらを考えると、将来、行なわれる一般からの裁判員については、心理的な面も考慮されるだろうから、歓迎すべきものともいえる。ただ、ここで考える必要があるのは、前にも触れた集団心理、裁判員側の心理である。これは、暴走し易いもので、ひとりでも変な者がいると、どうなるか分からない。
 そうした上で、制度を導入しようとしているのか、ここを質す必要はあるだろう。
 最近、知らない間に法律が出来ている。一体、いつそのような話し合いをしたのか、と思うほどである。
(第千四十四段)
by akasakatei | 2006-07-10 22:26 | 政治 | Comments(0)
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