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児童書異聞(にゅうもんのにゅうもん)

 先日、釣りに行ったことを書いた。これに伴い、入門書を指南役より借りる。
 目を通したところ、糸の結び方や仕掛けなど、初心者には分かり難い。
 後日、子供向けの本で確認すると、流石に分かり易い。学研の「ひみつシリーズ」である。
 これは、子供の頃、全巻を集めていた。その中に、『つりのひみつ』もあったけれど、そう関心もなく、読み流しただけである。
 今、書店に並ぶのは、それとは異なる新装版である。
 大人は子供向けを馬鹿にする傾向があるものの、分かり易さからいえば、一番である。
 かつて、社会に出てから知り合ったある理系出身者は、日本史、世界史を知るため、子供向けの学習漫画を読んだと言っていた。それまで、あやふやだった歴史の流れが繋がったということである。
 こうした点より、入門の入門という意味では、この類の本は大人にとっても役に立つと言わざるを得ない。
 時には児童書に目を通すことも面白い。
(第九百四十八段)
by akasakatei | 2006-04-05 21:41 | 教育 | Comments(0)
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