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邪苦奢(たいどえる)

最近、全国にチェーン展開するホテルの不祥事のその後を聞かない。これはバリアフリーに関する違反だったけれど、法により縛るのはどうかと考える。
 様々な人がいるように、企業も様々である。設ける設けないは、ホテルの判断に任せるべきであろう。現在、ホテルはいくらでもあり、全てについて対応させる必要はない。
 一見、バリアフリーは誰に対しても優しいように思えるものの、日常的に利用すると不便な点が目立つ。これは人間行動学的に設計、運用されていないからである。
 例えば、身障者用のトイレは空いている方が多い。これを専用とはせず、誰もが使えるようにしても良いのではないか。
 また、弱者も当然の権利と主張すべきではない。当たり前という態度が出るようだと、反感を買うだけである。
 実際、満員電車に乳母車をそのまま乗せて来る母親、電車から車椅子を下ろす際、周囲の人が待っているのに、頭を下げない人など、不快を与えても平気な人もいる。
 助け合いは大切だが、こうなると、不快になる分、関わらない方が得かもしれない、と思うのが人間である。
(第九百十六段)
by akasakatei | 2006-03-04 20:30 | 社会心理 | Comments(0)
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