先段の続きである。
相原には、当時、券売機、売店もなく、それこそ、陽気の良い時は長閑な風景であった。
それが、二年生になると、車輛の置き換え、八王子方面の複線化、快速電車の運転となった。
後も、トイレの改修や臨時改札口の設置などが行なわれ、卒業後に久し振りに訪れれば、駅前交番、コンビニなどが出来、どこにでもある駅になっていった。
駅前にあった甲州名物のほうとうの店が、アパートになったのは残念である。
橋本もまた京王が延伸されたことにより、駅の機能が変わった。
地下鉄と直結されたことが大きい。
乗ったのが急行だったこともあるけれど、調布に着いた時は、意外に速いと感じたほどである。
今回、西を巡り分かったのは、開発が進み、どこに行っても均一化された町である。
今度、訪れた時はどうなっているのだろうか。
(第八百五十五段)