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信州詣(あっというまのしなの)

 十一月十二日、東京に木枯らしが吹いた日、別所温泉に向かう。今回の目的は、十月に上田交通から上田電鉄になった別所線であ
る。これは単に社名が変わったわけではなく、分社化され、再起を
目指している。
 東京を十時五十二分発の「あさま五百十三号」で上田までの乗客となる。旅行シーズンだからか、乗車率は良い。
 この乗車率を考えると、今回、世の中に疲れていたこともあり、一泊の予定でいたのだけれど、旅行会社を通じ、予約を入れたところ、ひとり旅故、どこの温泉宿からも断られたのは、やはり人件費などで割に合わないためだろう。あまり先入観は持ちたくないものの、出発前より、別所温泉への印象は悪い。
 車窓は高崎を過ぎると、紅や黄に染まった山が見え始める。
 十一時五十六分着の軽井沢でかなりの数が降りる。駅付近には、スキー場やボーリング場がある。駐車場に並ぶ車の数を見ていると、興醒めする。
 十二時十五分、上田着。
 東京から一時間半弱である。近くなったものである。
(第八百六段)
by akasakatei | 2005-11-14 18:41 | 地域 | Comments(0)
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