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池袋裏道景(いけぶくろあさのくらし)

 秋分の日、敬老の日に続いての夏休みである。
 十時より池袋演芸場において、旗日限定の福袋演芸場がある。これに行くつもりである。
 これに間に合うためには、自宅を八時半くらいに出れば良いわけだけれど、五時過ぎには目が覚め、二度寝すると、寝過ごしそうである。六時半には家を出、早朝の池袋を歩く。
 子供の頃は、叔母一家が住んでいたこともあり、何回か訪ねたことがある。この後、叔母一家は船橋に引越し、配偶者の転勤でシンガポールに行った。
 ただ、この頃になると、祖父の生前より財産を巡る相続問題のため、行き来はなくなり、今に到る。これが、故郷を去った原因である。
 こうしたことより、この家族に良いイメージはない。例えば、この一家はキリシタンだったのに、どうして執着したのか。本当の信仰があれば、生前は勿論として、このような行動はしないのではないか。
 そうした池袋の路地を歩くが、当時とは異なり、ホテルや飲食店が増えている。
 それでも、叔母一家が通っていた教会が近付いた頃には、見覚えのある銭湯や蕎麦屋、そしてアパートなどの風景に変わる。
教会の前を通る。牧師は未だ現役のようである。でも、経営していた幼稚園は閉鎖したようで、新しいビルになっている。
(第七百六十六段)
by akasakatei | 2005-10-05 22:13 | 地域 | Comments(0)
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