(二日の夕方の水仙)
一月二日、早起きをする。例により、七時出勤だ。四時に、慌た
だしく、雑煮のみを食べる。お節を食べる余裕はない。
世間は、未だ、寝ており、一番列車に乗るべく、駅に向えば、そ
れでも、かなりの人が待っている。
どこに行くのか。
デパートの福袋か。
今年は、年末年始に、休む店が多いと聞いたが、どうなのか。
そういえば、皇居へ今上天皇を見にいく人も多いと耳にした。平
成が終わるからだろう。
そうした中、仕事場は慌ただしい。
十一月に新しく入った年配男性をどこに配置するか、との話しに
なっている。
どこかの企業を定年退職し、何でも屋で働いていた人だが、忘れ
っぽく、言ったことが行なわれていないらしい。
女責任者が頭を抱えている。
結局、如何に教えるかとの話しになる。
毎日、何かしらあるが、今年も同様に違いない。
(第五千二百四十四段)