一日、勝鬨橋に関する資料館が開館した。「かちどき 橋の資料館」という。
早速、七日に訪れる。場所は中央卸売り市場の隣である。入場は無料である。
この資料館には、部品や模型、映像などが展示されている。訪れている人は年配者が多い。
勝鬨橋は昭和四十五年十一月を最後に開閉を行なっていない。これについては見た記憶はない。ただ、子供の頃より、この辺を訪れており、開閉されていた当時の話しを家族から聞いているので、不思議と懐かしさを覚える。
その頃の勝鬨橋は今とは異なり、橋中央の運転室の窓ガラスは割られていた。それを知っているから、このような資料館まで出来たのは意外である。
更に、祝日を除く毎週木曜日には、橋脚内ツアーも行なうという。勤め人には難しいけれど、一度は参加したいツアーである。
ところで、今回、この橋が元々は万博へのメインゲートとして建造されたことを知る。この万博が戦争のために中止になったのは残念である。
(第六百三十二段)