(繋ぐか境か:2017年8月23日撮影)
スポーツ新聞で、落語協会の新真打の会見記事を見る。秋に三人誕生するという。
ひとりは、初のママさん落語家らしい。前座より聴いているが、いよいよ真打かと思う。
もうひとりは、二代目を名乗る真打となる。入門時の師匠の名を継ぐ。
名乗ることに、迷ったとのことだ。ある噺家より、大した名前ではないと言われ、気が楽になったとの話しだ。
何となく、違和感を覚える。初代を聴いていただけに尚更だ。
初代は病で、六十代で亡くなった。テレビより、寄席の高座に上がっていた。出て来るだけで、何の噺をするか期待したものだ。
尤も、違和感としたが、こうした言い方こそ、噺家特有のものという感じもする。
そうした中、先日、訪れた蒲田では、橋を境に、聖と俗を考える。 飲み終わり、橋を渡り、銭湯でさっぱりするか。または、その反対か。
橋が結界という気になる。
(第五千百三十一段)