歌舞伎座成田屋親子宙乗(しちがつかぶきざよる)

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(七月の歌舞伎座:2017年7月13日撮影)


文京シビックセンターで開かれている「歓迎! 本郷旅館街―1100軒のおもてなしがつくったまち―」展を見て、八重洲へ出る。
 この展示は、地元の世捨て人より教えられた。
 馴染みの鮨屋で杯を傾け、入谷へと足を延ばす。
 汗を流すためだ。
 上野の改札を出ると雷が来そうだ。
 ただ、銭湯には時間があり、喫茶店で休む。店内にはクラシックが流れる。来ているのは、ほとんど会社員だ。
 成長した金魚の水槽がある。
 銭湯は、マンションの一階だ。営業時間の二十分前に着けば、既に、開いている。浴室の絵は鶴だ。

ところで、歌舞伎座の夜の部は、成田屋の復活狂言『秋葉権現廻船語(駄右衛門花御所異聞)』である。何年か前、前進座で『秋葉権現廻船噺』として演じられたことがある。
 今回、成田屋の夫人が、直前に亡くなった。夫人は、観る予定だったという。報じられている通り、成田屋の子息が、史上最年少の宙乗りをするからだ。こうしたこともあり、チケットは完売だ。尤も、チケットを購入したのは、亡くなる前だったが、それでも、取り難かった。
 その宙乗り後すぐの幕間では、泣いているお婆さんもいた。
                     (第五千八十五段)


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by akasakatei | 2017-08-02 22:27 | 文芸 | Comments(0)
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