(庶民が求めるのは:2017年3月24日撮影)
脳学者の発言に、お笑い芸人らが反発したという。
正直、今のお笑い芸人らを見ていて、笑えことは少ない。笑って
いる人は、何が面白いのか、そちらに興味がある。
江戸のように、風刺がなく、他人を小馬鹿にしたようなものが目
立つから、見ていても面白くはない。
そうした意味で考えると、落語のマクラなど、未だ、風刺はある。
芝居は、どうか。
以前にも触れたが、芸術扱いする人が多い故、そうした力はない。
江戸のような庶民視点での芝居を観たいものだ。
尤も、歌舞伎が、富裕層の娯楽になっている現在、難しい話しで、
まず、興行会社が納得しないだろう。
今、様々に言われる森友学園の件など、芝居仕立てにしたら、結
構、庶民受けはするのではないか。
ただ、話題になっている間に書ける作者やプライバシーが絡み、
なかなか難しいのが現実だ。
社会的な芝居といえば、新劇もあるが、下手に難しくなり、庶民
向けとは考え難い。
(第四千九百六十六段)