復曲能阿古屋松(のうあこやまつ)

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(春の宵の国立能楽堂:2017年3月23日撮影)


先の戦争は、開国後、百年にならない間に起き、原爆を落とされた。今、問題の平成の治安維持法も戦後百年も経過しない内に成立されそうになっている。
 歴史は繰り返すとも言われる。
 物言えぬ時代になりそうだ。
 そうした中、意識高い系と言われる連中が、この春休みも含め、学校が長期休みの時に、子供らを全国から集め、国際感覚や科学技術に触れさせようと、セミナーを開いていると聞く。
 ただ、バイトのスタッフもおり、参加人数やスケジュールなどの把握という基本的なところが出来ていないらしい。
 こうなると、見上げるより、足元を見る方が先ではないか。
 そのような三月二十三日、仕事帰りに、国立能楽堂へ寄る。

電車には、卒業式帰りらしき女子大生がいる。袴姿だが、髪を染め、相模原のキャバクラ嬢にしか見えない。
 ところで、能楽堂へ行くのは、復曲能『阿古屋松』(観世流)を聴くためだ。
 これは、「復興と文化」として、行なわれる。
 席は満席で、仕事帰りも目立つ。
 解説の後、復曲能が始まる。とはいっても、今回は再演だ。

(第四千九百六十五段)


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by akasakatei | 2017-04-04 22:18 | 文芸 | Comments(0)
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