(猿若祭千秋楽:2017年2月26日撮影)
寝不足で、二月二十六日を迎える。
早起きをし、歌舞伎座の昼の部へ足を運ぶ。猿若祭である。
演目には、『猿若江戸の初櫓』、『大商蛭子島』、『四千両小判梅葉』、『扇獅子』が並ぶ。
目当ては、『大商蛭子島』だ。
先日、夜の部を観た。
一緒ならば楽なのだが、チケットの入手の関係で、別々の日となった。
この日は、東京マラソンもあり、歌舞伎座付近も走る。これには、毎年、迷惑ばかりを被る。
地下鉄を上がると、車の量が少ない。
規制時間になると、回送バスが増え始める。
芝居の時に寄る喫茶店で、一休みし、歌舞伎座へ向かう。
千秋楽のためか、敷地内の稲荷社では、神主と関係者が祈祷をし
ている。
ところで、芝居だが、『大商蛭子島』は源頼朝が旗揚げする前の物
語で、子供の頃に読んだ頼朝の漫画を思い出す。その冒頭に文覚上
人が登場した。中村屋が演じる。
(第四千九百四十段)