(開場前:2017年1月28日撮影)
正月明けから、どうも空回りしている。病が続き、それに、うっかりや読みが外れることが目立つ。病も含め、事が一回で済まず、時間を無駄遣いしている気がする。
大いに気が滅入る。
そうした中の旧正月、中国でいう春節、久し振りに、土曜の休みだ。何年振りか。
盛岡文士劇東京公演を観るため、それほど、仕事が忙しくなかったこともあり、休みを取る。
ただ、先週からの腹痛は続く。
芝居は、新宿の紀伊國屋ホールで、行なわれる。
現在、それは名前通り、盛岡が中心で、演目も、それに因んだ作品が並ぶ。
『もりおか物語』、『みちのく平泉 秀衡と義経』だ。
かつて文士劇は盛んだったというが、今はどうなのだろう。かつてとはいっても、出版社が絡んでいた頃だ。
芝居自体を楽しむ人も減っている。
ところで、今回の東京公演は、二日間の三回だけだ。
それでも、客席は満員だ。ほとんどが、縁で来ている感じだ。
まず、最初は現代劇の『もりおか物語』だが、盛岡で演じられた物の半分に短縮されている。故小津監督の作品を元にしている。
口上を挟み、時代物の『みちのく平泉 秀衡と義経』だ。後半、義経が大陸に渡った伝説を使い、未来に繋げている。
(第四千九百六段)