常盤路代行乗合(ときわじさいかいくかん)

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(期間困難区域を走る代行バス:2016年12月11日撮影)


鉄道は小高まで通じているが、竜田への代行バスはここで乗り換
えた方が良い。
代行バスは小高にも停まるが、どこの駅でも鉄道との接続は行な
っていない。原ノ町では、バスの発車までに、七分の余裕がある。
駅前には、既に、バスが入っており、運転手と添乗員が乗客を迎
えている。
経験のありそうな女性添乗員は、乗客の人数を数え、十五人と運
転手に伝えている。添乗員より、出発前、車内の撮影禁止、帰還困
難区域を走るため、窓を開けないように注意がある。
車内には、線量を測る機械もある。
何れにしろ、非日常の体験だ。
走行中、やはり、不思議な感覚に襲われる。除染作業中、津波浸
水区域など、東京では、目にしない言葉が、ここでは、立て札で存
在する。また、誰も歩いておらず、外にいるのは、ガードマンや警
官だ。
更に、作業で出たゴミ置き場の壁には、明るい未来とある。
バスが帰還困難区域に入ると、人気のない家屋、打ち棄てられた
会社など、古里を追われた人々を思う。
先日の横浜や新潟での避難者の子供に対する学校の対応は、信じ
られないばかりだ。
二十分ほど、早くバスは、竜田に着く。
(第四千八百五十六段)
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by akasakatei | 2016-12-16 21:31 | 余暇 | Comments(0)
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