常盤路旅立(ときわじたびだち)

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(再開区間の山下駅:2016年12月11日撮影)


師走十日、仕事帰りに、仙台へ旅立つ。
東京発十八時二十八分の「やまびこ155号」を使う。
手元には、週末パスを用意する。
目的は、常磐線の運転再開区間だ。
この日より、浜吉田から相馬が線路変更を伴う形で、運転し始め
る。
被災地に向かうわけで、何があるか分からないと考える。このた
め、出発前、様々な事態を頭に描く。
実際、この頃、地震が目立つ。
今夜は、仙台に泊まる予定だが、ひと月前に駅近くの宿を探すと、
どこも一杯で、辛うじて、徒歩七分のところを見付ける。
ただ、見知らぬ町の夜は、土地勘がないこともあり、結構迷う。
たぶん、もっと掛かるはずだ。
仙台着二十時二十四分。
翌十一日、五時前に宿を出、五時半の原ノ町行きに乗る。
朝帰りの若者が目立ち、そうした中、鉄道好きらしい顔もいる。
二両編成の列車は、ほとんど埋まっている。
雪がちらほら舞い、岩沼より常磐線に入る辺りで、車窓の左側が、
徐々に、明るくなり始める。
浜吉田から内陸部へ移った区間について、目を凝らしながら、外
を見ると、未だ、復興途中だ。工事用の車ばかりだ。
原ノ町着六時四十八分。
(第四千八百五十五段)
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by akasakatei | 2016-12-15 21:27 | 余暇 | Comments(0)
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