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隠者文学辺(いんじゃぶんがくより)

 
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(庶民の願いは:2016年8月31日撮影)


購読している新聞の日曜版に、鴨長明の特集が組まれる。『方丈記』の他に、『無名抄』、『発心集』が紹介されている。
 前者については、最近では、高校の教科書にも取り上げられているようだ。
 早速、文庫で出版されていることを確認し、購入する。
 前者に目を通すと、なかなか興味深い。
 言葉の使い方に関し、あれこれと論じたらしい。
 どこにあったのか、などと言い合ったみたいだ。
 そういえば、俳句を作っているけれど、このところ、なかなか出来ない。
 つい俳句歳時記を広げ、例句などを眺めている。
 昔の人は、どのように広げていたのかと想像する。
 ところで、『方丈記』においては、地震や大火などにも触れられている。
 東日本大震災では、結構、参考にされた。
 そうした折り、河辺の地主より、原子炉の制御棒の処分に関する批判の連絡が来る。
 気が長いというか、後世を考えていないというべきか。推進者は、改めて原子力という代物が、人間の手には負えない物だと気付くべきだろう。
(第四千七百五十五段)
by akasakatei | 2016-09-06 18:38 | 社会心理 | Comments(0)
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