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昔芝居劇評(げきひょうをよむ)

芝居をよく観るけれど、型など、難しいことは分からない。更に
いえば、過去の役者もよくは知らない。
単に、楽しんでいるだけだ。
世には、鑑賞の手引きとして、入門書も多い。ただ、目を通して
も、中には、歌舞伎論を展開する本もあり、辟易させられることもしばしばだ。
 そうした折り、終戦から暫くして出版された芝居関係の本を読む機会がある。作者は故本間久雄氏だ。
 歌舞伎論、そして、劇評を集めたもので、個人的には、昭和初期の劇評が興味深い。
 意外に、新作も作られている。
 一般的には、歌舞伎といえば、同じ作品ばかりを上演している印象もあるものの、これに目を通せば、そうでもないことが分かる。
 また、見取り狂言ばかりでなく、通しも結構あった感じだ。
 今後、歌舞伎は、どうなっていくのか。
 つい五年前まで、これほど幹部役者が亡くなるとは思ってもみなかった。若手が奮闘するのか。
(第四千四百七十四段)
by akasakatei | 2015-11-30 21:33 | 文芸 | Comments(0)
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