暗闘劇(だんまりとじゅうはちばん)

十月九日の朝、一幕見席を観に歌舞伎座に足を運ぶ。
『音羽嶽だんまり』だけを観るつもりだったが、『矢の根』も一緒
になっている。上演時間が、各々、短いためだろう。
前者について、題名から内容は分かるものの、つい来てしまう。
歌舞伎らしいだんまりの魅力か。
若手が中心の舞台だ。
後者は歌舞伎十八番で、仁王襷に注目する。先日、後見をした役
者より、針金が入っており、なかなか大変だと聞いた。
八時半に着くと、スタッフが九時半頃でも大丈夫だという。
それでも、九時を過ぎると、婆や外人を中心に列が出来、始まれ
ば立ち見も出ている。
昼過ぎに終わり、東北沢に移動し、岡山のばらずしを売りにして
いる鮨屋に入る。
かなり込んでおり、三十分待ちと言われる。このために来たのだ
から、ばらずしに合う酒で待つことにする。
中には待たされ過ぎ、帰る客もいる。店主は時間がない時には向
かない店かもしれないという。
食べ終わった後、店主と話す。かなりばらずしに手間を掛けてい
ることが分かる。
(第四千四百三十段)
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by akasakatei | 2015-10-17 18:33 | 文芸 | Comments(0)
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