(新米を貰い家路の平和かな:2015年9月27日撮影)
車内でのことだ。
隣りにアトピー皮膚炎の若い女性が座る。掻き毟っている。
それを見た前に座っていたふたりのオバサンが、口元に手を当て、何かしら、話している。
目の動きや口の表情などからすると、かなり悪意が感じられる。
この種の婆は、すぐに、こうした動きを見せる。
そういえば、女は、娘より婆になるに従い、口煩く、面倒な存在になると、何かで読んだ。
そのような生き物だと、諦めた方が良いと書いてあった。
また、男は誰もが我慢しているともある。
確かに、そうに違いない。
家庭なら兎も角、仕事場に持ち込まれると、迷惑だ。
実際、耶蘇の婆は、細かいことで騒ぎ、挙げ句、責任者より、そのようなことは考えても仕方がないと言われる。
何れにしろ、この世の中、変なことに気を遣えば、それだけ、寿命を縮めるようなものだ。
全く、婆になっても働いていること自体、死ぬことを忘れている証拠であり、早々に、地獄へ行って貰いたいものだ。
(第四千四百二十段)