禁演国策噺(せんじかのらくご)

先の落語会において、一朝師匠が『蛙茶番』を演じた。
禁演落語のひとつだったものだ。
そうした中、柏木新氏の『はなし家たちの戦争―禁演落語と国策
落語』(本の泉社)を手に取る。
この本に関し、著者の立場をあれこれ言う向きもある。忘れてな
らないのは、平和でなければ楽しめないことだ。
同じ頃、テレビにおいて、先代の三平師匠についての軍隊時代を
探る番組があった。
ここで、国策落語が出て来る。
それについて、どういうものがあったか知らない。ただ、先の書
物の巻末に国策落語の一部が収録されており、内容を知る。時代背景が分からないと笑えない。それを考えると、遥かに古い古典落語の方が分かり易いのだから、不思議だ。
 現在、禁演落語を何も気にせずに楽しめるのだから、幸せだ。
 戦争法が成立し、今後、同様なことが起きる可能性も充分に考え
られる。
実際、法案の頃より、落語ではないが、世間では政権を気にし、
自粛する動きもあった。
(第四千四百十五段)
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by akasakatei | 2015-10-02 20:38 | 文芸 | Comments(0)
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