(曇天に真紅の薔薇の旧家かな:2015年4月26日撮影)
ふと思う。
これまで、さっぱりとした気性の女には、ふたりしか出会ったこ
とがない。
ほとんどは、感情的で、神経質だ。これらは、女の嫌なところを持っているということだ。更に、頑固も加わると最悪だ。
性格は複雑で一面的でないという見方もあるものの、これだけでも、充分に疲れる。
それでも、中には結婚している女もいるから、不思議だ。夫は、どう接しているのか。
とはいえ、この手の女でも仕事をしている場合がある。仕事場においては、折り合いを付ける必要があるのに、何かあれば、女の方が引き摺るため、業務に支障が出ることもしばしばだ。
何れにしろ、扱い難いことは確かだ。
そうした折り、新聞で恋愛話しを読む。
家庭のある男を愛し、一緒に暮らした独身女で、男の離婚まで、二十年ほどを要したという。
尚、男女は聖職者との話しだ。
(第四千二百七十九段)