(雨つつじ地謡聴こゆ宿の夕:2015年4月20日撮影)
近鉄四日市の宿に泊まった際、能の鑑賞会で地謡が聴こえて来た。地方では、宿泊以外で、商売が成り立っていることも多い。
その声が恐いのか、泊まり客らしき赤ん坊の泣き声もする。逆にいえば、聴いている人にとっては、赤ん坊の声が煩かったに違いない。
宿は、ネットで予約した。
今のネットでは、評価が出ている。
そう高い評価ではなかったものの、どういう宿なのか、興味を覚え、泊まってみることにした。
たぶん、予約した人は、値段を考慮せず、雰囲気だけで決めたのではないか。
宿の場合、値段である程度分かる。
この宿は、旧東海道に近く、諏訪神社の参道も目と鼻の先だ。商店街にはアーケードもある。
当然、色町もある。
呼び込みから、「今日は。」と声を掛けられる。
歩くと、なかなか面白い。
(第四千二百五十五段)