古映画駅前旅館(めいがえきまえりょかん)

花は咲き終わったのに、朝から雪混じりの天気で、かなり冷える。
仕事帰り、神保町へ寄る。例により、神保町シアターで、映画『駅前旅館』を観るためだ。
現在、特集「一度はスクリーンで観ておきたい― ゴールデン名画劇場」が組まれている。
原作は、故井伏鱒二氏の小説で、読んだことがある。
昭和三十年代の上野の旅館を舞台にしたものだ。目を引くのが、当時の風俗だ。また、バスも、結構、登場し、それだけでも楽しめる。
主人公は、番頭である。
上野の旅館というと、修学旅行の印象がある。この作品を観ると、旅館における客層が変化したことにより、番頭が必要とされなくなったことが分かる。
それまでは、地方からの個人客が主で、江戸で見られたような呼び込みが中心だったが、団体が中心となってからは、そうでもなくなったらしい。この呼び込みをしていたのが番頭である。
平成の世、旅館も少なくなり、番頭を知らない人も増えた。
(第四千二百四十一段)
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by akasakatei | 2015-04-11 23:00 | 文芸 | Comments(0)
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