平日、耳鼻科、皮膚科、歯科を回る。これらのうち、歯科は予約制だ。
外に出ると、かなり寒い。
まず、朝一番で耳鼻科に行く。昨年よりの風邪っ気が抜けず、女医に訴える。
鼻から喉へ鼻水が流れ、それが痰となり、咳が出ているとのことだ。
次に、皮膚科へ足を向ける。
胸に湿疹が出来た。皮膚を削り、医師が調べる。
細菌ではないという。
歯科では、先日、取れた詰め物を新たに入れて貰う。
午前中、これだけで、結構疲れる。
その後、コートのボタンが知らぬ間に無くなっていたので、ボタン屋へも寄る。
ボタン屋は、時々、足を運ぶ割烹屋の二階にある。
階段を上がると、店の店主が出て来るところだ。店主は、ボタン屋の女主人の息子で、店の上に居を構えている。
(第四千百八十一段)