試験版:国立劇場師走岡崎場(こくりつげきじょうしわすよんじゅうよねんぶり)

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(国立劇場のポスター:2014年12月21日撮影)


東京駅開業記念の特別スイカの販売に関し、混乱が起きたようだ。そこまで欲しいのかと思うと同時に、最近では、どこの駅でも開業記念の入場券の類でも入手が難しくなっている。それを考えれば、この混乱は、事前に予想出来たのではないか。
更にいうならば、この頃では、企業は限定などと言い、話題を作りたい様子だが、正直、姑息な感じさえする。何れにしろ、東日本大震災当日や昨年だったか東京駅でのライトアップの時でもそうだったけれど、JR東日本は利用者よりも企業の論理で動くことが目立つ。今回も、それが現れただけだ。
それにしても、これだけ、他に色々なことがあるのに、よくも人が集まったものだと思う。特別なスイカや東京駅の開業百周年など、報じられるまで、知らなかった。
その翌日の十二月二十一日、国立劇場の『伊賀越道中双六』に行く。目的は、四十四年振りに上演される「岡崎」だ。播磨屋が演じる。
これが目的の人も多いようで、年配者が目立つ。困るのが、例により、上演中の私語や袋の音など、気配りのなさだ。実際、この日も多い。また、遅れて来る婆さんも結構いる。足が悪い人もおり、杖姿で、狭い座席の間を通る度、独り言を口にする。爺さんだと、耳が遠い場合もあり、声が大きく、それで、上演中に、知り合いに声を掛けたりする。これで、雰囲気が壊れる。全く閉口する。
何れにしろ、芝居を観る際は、静かに楽しんで欲しいものだ。
ところで、内容だが、プログラムによれば「岡崎」は残酷な場面があり、それが上演されなかった理由ではないかという。以前、演劇雑誌で、故芝翫丈が、陰干ししないといけないと発言していたのを読んだ。以来、気になっていた芝居だ。
確かに、本懐のため、己の乳飲み子を殺す場面がある。
ただ、芝居としては、よく出来ており、もっと上演して貰いたい作品だ。
(第四千百三十九段)
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by akasakatei | 2014-12-30 21:47 | 文芸 | Comments(0)
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