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効率風潮悪(こうりつふうちょうあく)

東京メトロ南北線に乗っていたところ、飯田橋に着く。停止位置を直すということで、前に動く。そこで、またも行き過ぎたらしく、再度、直す。
南北線は、自動運転だ。直すということは、機械が可笑しいということなのだろう。
更に、ここで問いたいのは手間取った理由だ。自動か、手動か。後者なら運転技術の未熟さ、前者なら機械自体が可笑しいという話しだ。
何れにしろ、これで三分は遅れる。
そういえば、同日、京王線は緊急安全装置の故障で、長時間、運転を見合わせていた。京王では、この種の遅れが目立つ。何故、改善しないのか。
世は、何事でも、効率などというけれど、いざという時、何も出来なくては、原発と変わらない。
最近の組織を見ると、最低限の人数しか配置せず、それも、費用の関係上、正社員ではなく、非正規社員しかいないことも多い。
まず、労働者側からすると、中間層がいなくなったため、安定した暮らしが出来ない。次に、利用者からすると、苦情など、決済の実権がない者に相手になって貰っても意味がない。解決に結び付かない。
経営者は同じ仕事故、正社員だろうが、非正規社員だろうが関係ないと思うかもしれないものの、利用者にとっての信用の差は大きい。
昨今、よく言われることに、社会の効率化がある。稼がない国民は、いらないという風潮が強い。底辺層が切り捨てられている。こうした社会は、何れ、治安も悪くなるに違いない。
(第四千百三十六段)
by akasakatei | 2014-12-27 20:41 | 社会心理 | Comments(0)
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