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猿之助芝居十月(ふんとうえんのすけかんなづきひる)

十月十二日、新橋演舞場の花形歌舞伎昼の部へ足を運ぶ。
演目は、『平家女護島(俊寛)』、『金幣猿島郡(宇治通円・橋姫社・木津川堤・双面道成寺)』だ。澤瀉屋が演じる。
これらのうち、後者を観たことがない。
今回の席は、下手側の3等B席である。ここは、横から観る席だ。
芝居が始まると、すぐに、左にいる五十代の夫婦が迷惑となる。特に、妻が最悪で、芝居中、紙袋からコーヒーやイヤホンガイドを取り出すため、耳障りで仕方がない。
また、すぐ隣の母娘は、婆さんの咳がひどい。
何れにしろ、自分勝手で、配慮に欠ける。
ところで、内容だが、後者は復活狂言で、冒頭に、注目している役者が出て来る。つい目で追ってしまう。
立ち廻りや宙乗りもあり、初めてでも楽しめるようになっている。
ただ、登場する人物らは、執念深く自分勝手であり、それに怨まれる人物にとっては迷惑だろう。
尤も、世の中、狂った連中ばかりで、学校にしろ、職場にしろ、疲れることは確かだ。
(第四千六十二段)
by akasakatei | 2014-10-14 23:00 | 文芸 | Comments(0)
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