野分前上州大前(たいふうまえのおおまえ)

駅に戻ると、この日は、蒸気機関車の臨時列車が走るようで、写真を撮ろうとする人がホームの端に集まる。ガードマンも配置され、ホームに来た客が何事かと訊いている。
吾妻線の列車は、国鉄型車輌の三両編成だ。
沿線は、晩秋の雰囲気で、稲架や案山子が目に入る。
岩島を出ると、右に旧線が分かれて行く。
付け替えられた区間のほとんどはトンネルだ。
長野原草津口に十時三十三分着。
観光客で待合室は込んでいる。昼食を食べられる店は周囲にはなく、売店で弁当を買う。
食べた後、駅前を流れる吾妻川を覗けば、流れは泥色だ。
長野原草津口を十三時四分の列車で大前へ進む。
車窓から見ると、雨ということもあり、かなり寂しい場所に見える。
十三時二十三分、大前に着く。ただ乗りに来たと思われる客が数人いる。何れも、五十前後の男性だ。
駅前には、大前橋が架かり、川が流れる。ここの流れは濁っていない。以前、来たのは大学時代だから、二十年は経過した。着くと、すぐに日暮れで、折り返し列車内で、流れを聞いた記憶が蘇る。
(第四千五十六段)
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by akasakatei | 2014-10-08 21:30 | 余暇 | Comments(0)
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