九月二十八日、朝一番で新宿へ向かう。
K’sシネマで『聖者たちの食卓』が上映されている。午前中の回だけだ。 暫し、窓口が開くまで時間があり、喫茶店に入れば、馬を予想する連中が目立つ。これが休日の過ごし方とすれば、寂しい限りだ。 眠気を覚まし、映画館へ戻れば、既に、三人ほど並んでいる。この時点で、待ち時間は四十分もある。 段々と行列は長くなる。それでも、一回目の上映には余裕がある。 内容だが、インドの黄金寺院の無料食堂に関するドキュメンタリーで、台詞や説明は一切ない。ベルギーの映画である。 観る気になったのは、寺院における無料食がどのようなものかと思ったからだ。 観ていて思うのは、提供される料理の手際の良さで、一日に十万人が訪れるという。不思議な感じさえして来る。 ここを利用する人は、翌日もまた来るのかなどと考える。並んでいるだけでも、億劫な気さえする。 尚、上映時間は六十五分だ。 (第四千四十九段)
by akasakatei
| 2014-10-01 20:41
| 文芸
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