雨足下(あめのひに)

 朝、起きると雨だ。それも強い。
 出る予定はあるものの、地元だ。とはいっても、バスに乗る必要はある。
 足下をどうしようかと思う。
 普通の靴か、雨靴か。それとも、下駄にするか。
 迷った末、下駄にするか。
 普通の靴だと靴下が濡れ、その分、不快となる。
 雨靴は濡れる心配はないけれど、少々大袈裟な感じになる。となると、下駄だ。
 これなら、素足故、濡れても構わない。
 傘を差し、玄関を一歩踏み出す。
 暫くして、気付いたのが、ズボンだ。
 ズボンの裾がかなり濡れる。
 これなら、雨靴の方が良かったかもしれない。
 思うに、昔は着物であった。
 よく芝居では、雨宿りの場面で、裾を絞る。
 生地が洋服とは異なり、薄いから、乾き易かったのではないか。
(第四千二十段)
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by akasakatei | 2014-09-02 15:58 | 余暇 | Comments(0)
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