国領の世捨て人に付き合う。
子供を連れ、市が設けた子供家庭支援センターに行く。世捨て人は、初めて行くとのことだ。
平日の朝一番ということもあり、一番乗りだ。
やはり来ているのは、母親ばかりで、妊婦や子供を複数連れた女性もいる。
世捨て人の娘は、玩具が置いてある広場に行っても、それほど面白い顔をしていない。
一時間ほどで退散し、電車に乗せる。
こちらの方が、楽しそうな笑顔を見せる。
車内において、大学生らが話しをしている。
国立大学の学生のようで、その実験棟や進路の話しだ。
何でもMARCHに現役で受かったものの、それらでは仕方がないので、一浪し、国立を目指したとのことだ。
また、疑惑の細胞についても、某大学が博士号を取り消さないのは、審査が好い加減なため、それにより、他にも取り消しが増えるからだろうとのことだ。
(第四千十三段)