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明治座昼若高麗(めいじざかんたんのまくら)

みどりの日、明治座の昼の部へ足を運ぶ。高麗屋を中心とする花形歌舞伎だ。
演目は、『義経千本桜(鳥居前)』、『釣女』、『邯鄲枕物語(艪清の夢)』となっている。目的は『邯鄲枕物語(艪清の夢)』だ。
今回、通常より若干早く予約出来る先行予約で、三階の下手側の席を取った。横向きの席である。
開演間際、近くに住んでいそうな婆さんが駆け込んで来る。隣の隣の席だ。身を乗り出すから、迷惑この上なく、更に、悪いことに、鞄からオペラグラスやペットボトルを探す。
これだから、年配者は嫌だ。若い人でも、同様のことをするけれど、見付からないと、すぐに諦める。年配者は、上演中であろうと関係なく、見付かるまで探す。始末に負えない。観劇においては、最悪だ。
ところで、内容だが、『義経千本桜(鳥居前)』は正月に浅草で観た平成生まれの役者が出演する。成長している感じだ。
『釣女』は狂言からの舞踊だ。
『邯鄲枕物語(艪清の夢)』は、夢の中での話しだ。他の演目のパロディも取り入れられている。そうした中で「街道の場」は意外だ。全体に流れるテーマを掴めないと、あらぬことを想像してしまう。
終わった後、歌舞伎座で来月のチラシを貰い、八丁堀まで戻り、銭湯に寄る。口開けしたばかりなのに、空いている。ただ、上がる頃には込んでいる。浴室の絵は中央区だ。
(第三千九百二段)
by akasakatei | 2014-05-07 18:29 | 文芸 | Comments(0)
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