(金曜夜の新宿ピカデリー:2013年11月22日撮影)
十一月二十二日、仕事帰りに新宿ピカデリーに寄る。『すべては君に逢えたから』を観る。
最初は、十九時半の回を観るつもりだったが、十七時半の回に間に合う。来ているのは、若い女性が多い。
席に着くと、すぐに予告編が始まる。パンフレットを買ったものの、目を通す暇がない。
この作品を観るつもりになったのは、単に、東京駅を舞台にしている、と知ったからだ。
事前の情報によれば、クリスマスや恋愛が出て来るという。それらには関心もない。
物語はオムニバス形式で、微妙に繋がっている。こうした構成は、どう進むのかとある意味、期待をする。
ベテランや若手、子役など、様々な俳優が出演するけれど、やはり、ベテランは安定している。
作品の出来は予想以上に良く、印象に残るのは余命少ない父親と子供との話しだ。つい国領の世捨て人を思い出す。世捨て人は、細君より、あと二十年は生きているように言われているとのことだ。
(第三千七百四十四段)