人気ブログランキング | 話題のタグを見る

通勤路(あるあさに)

朝、駅に行く途中、音楽を聴きながら歩く五十代の会社員を見る。その後ろから、自転車が来る。男性が左右に揺れるため、自転車と接触しそうになる。危険を考えると、公共の場で自分の世界に入るのはどうか。
電車に乗る。乳母車を持ち込み、そこで弁当を食べさせている両親がいた。子供は三歳くらいか。
同じ列車で、立ちながら、パンを食べ、コーヒーを飲む二十代の丸刈りの派手目の男がいる。
何れも、自分の世界に入り過ぎている。
車内のドア上の広告で高校の物があった。日本語検定や英語検定などの言葉教育に力を入れているらしいが、違和感がある。また、大学の合格実績も出ている。これでは、予備校ではないか。
下車駅でトイレの個室に入る。用を足していると、ふたりの女子高生らしい声が外でする。間違えて、女性トイレに入ったかと思うものの、オバサンなどは、平気で男性トイレに入って来る。様子を伺っていると、清掃員の声がする。細目にドアを開けると男性トイレであった。変わった様子はない。察するに、声変わり前の男子中学生だったに違いない。
(第三千七百二十六段)
by akasakatei | 2013-11-12 20:58 | 社会心理 | Comments(0)
<< 試験版:通勤路(あるあさに) 試験版:文豪猫映画(わがはいは... >>