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試験版:文豪猫映画(わがはいはねこである)

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(館内ロビーのポスター:2013年11月5日撮影)


国領の世捨て人と、高幡不動方面へ出掛けた際、赤ん坊連れを結構見掛ける。
抱っこ紐で、父親が抱っこしている場面をよく目にする。何故、父親なのか。
また、車内における無謀な乳母車も意外に目に付く。強引に乗り込み、ドア付近で乗降の邪魔になっている類だ。
何れにしろ、周囲に気を配らないから、嫌がられる。
そうした中、京王れーるランドでは、乳母車で入れないようになっているものの、親は、ここは子連れの天下と思うのか、無法化しているのは残念だ。幼稚園ではなく、公共の場ということを忘れてはならない。親も一緒になり、自宅と同じように振る舞うから、子供が勘違いをする。
つい、『吾輩は猫である』の主人公のように、あれこれ言いたくなる。
その映画に、十一月五日に行く。先日も足を運んだ神保町シアターである。例により、会社帰りだ。
チケットを買い、開場までに夕食を済ませる。
この前は洋食屋で牡蛎フライであった。今回は、天麩羅屋に入る。この店は、かつては文豪も通ったという。床は油で滑り易く、トイレに行くのもひと苦労だ。尚、映画の前だから、杯を傾けることはしない。
この作品で注目しているのは、寒月役の岡本信人氏だ。
原作とは、イメージが些か異なるけれど、終盤には慣れてしまった。また、落雲館が実業家と手を結んでいることは、モデルとなった郁文館が、現在、居酒屋の創業者が運営していることと重なる。映画では、政治家に成れなかった点が違うだけだ。
(第三千七百二十五段)
by akasakatei | 2013-11-11 23:33 | 文芸 | Comments(0)
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