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禁忌事車内(わだいにしてはならぬしゃないでのこと)

車内でのことだ。
左腕を吊った三十代くらいの眼鏡を掛けた男性が座っている。三角巾が自前のものらしく、妙に機械的なデザインで、機能的なものだ。それに、眼鏡やパスモなど、様々なものを挟んでいる。メカ的な人だ。
その日の夕方、別の線でビールのロング缶を立って飲んでいる年配男性を見掛ける。
最近、この手の者が増えた。
かつて故宮脇俊三氏は、通勤電車で酒を飲んでいると、アルコール中毒と思われる旨のことを書いた。
この頃では、珍しくもなく、逆の見方をすれば、その症状の者が増えたのか。
そういえば、以前、駅売店において、酒が消えたことがあった。ホームから、酔っ払いが転落したことがあったためだ。知らぬ間に元に戻っている。
酔っ払いは始末に終えず、近付かない方が良いが、先日は、知能に障害があると思われる十代くらいの少年が乗っていた。独り言を言い、落ち着きがない。隣に座った就職活動中と見える女子大生は、すぐに席を移していた。
本能的なものか。
(第三千六百七十五段)
by akasakatei | 2013-09-22 19:22 | 社会心理 | Comments(0)
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