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江戸税(とうきょうとのぜいは)

 車内の吊り広告に違和感を覚える。東京都のポスターだ。税に関し、「今も昔も、街を暮らしを支えるのは納税です。」とある。絵柄は、浮世絵を基にしたものだ。
 違和感があるのは、江戸でも納税が普通だったという点だ。庶民には、なかった。
 工事なども、余裕のある商人にさせていた。
 以前にも触れているけれど、こうしたことを考えると、江戸の方が暮らし易かった。
 現在では、逆で、富裕層ばかりが優遇され、余裕のない庶民が、重税で苦しめられている。
 更にいえば、江戸幕府は、今でいう小さな政府であり、仮に、今後、小さな政府を上手く機能させるには、こうした視点も必要に違いない。
 また、先のポスターでの文句について、無知な連中を騙そうとする権力側の横暴さが現れている。
 腹立たしい限りだ。
 疑問に持たない庶民も問題だ。
(第三千五百九十二段)
by akasakatei | 2013-07-01 20:22 | 社会心理 | Comments(0)
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