(写真は郊外電車の高架下の駐輪場:2013年5月31日撮影)
地元の床屋へ行く。相変わらず、床屋政談が盛んで、先客は七十代だ。富裕層の税を増やすよう、店主に話していた。
また、常連には、某銀行を辞めた四十代半ばの常連がいるらしく、早期による退職金は五千万円とのことだ。一年以上、仕事をしておらず、子供の友達が遊びに来た際、「恥ずかしいから友達の前に出て来ないように。」と言われた話しを披露した。
それに対し、先客は「親を子供が馬鹿にするのは駄目だ。」と怒っていた。
更に、店主夫人も同じく鋏を握っており、先の失業者に「働くよに。」と説教をしたという。
ここで気になるのは、金融機関の退職金か。中小企業以下では、まず考えられない。
つい振り込み手数料の高さの裏を考える。
床屋を出、自動車も通り、歩道との区別がない駅近くを歩く。
七十代くらいの男性が自転車で走っている。
その前を三十代くらいの女性が歩いて横切る。
男性が「馬鹿野郎。」と怒鳴る。
このような道では、自転車が気を付ける必要があるものの、大概、歩行者が迷惑とされる。
尤も、第三者から見ると、老人の自転車は酔っ払いのようで、怖いこと、この上ない。
(第三千五百六十六段)