(株価の上下での一喜一憂に、違和感を覚える:2013年4月9日撮影)
最近、株価が上がり、円安となっている。ニュースで、はしゃいでいる証券マンの姿を見る。違和感を覚える。
理由を考えたところ、未だ、経済成長が良いと信じているからに違いない。
最早、そうした時代ではない。
はしゃぐ姿は軽薄で、長期的視点や社会全体のことを考えない拝金主義で利己主義的な印象しか伝わって来ない。
そうした中、実体経済がないのに、株で儲けようとする連中もいる。
多くは自らの利益のみを考え、その先にある株価が下がった後のことは頭にないのだろう。
現代社会では、この種の連中が増え、暮らし難くさせたともいえるかもしれない。
後日、新商品を開発するメーカーについての番組を見る。ここでも、違和感がある。何故、消費させることばかりに熱心なのか。利用者が買った後に必要とするサポートが形ばかりになった企業の何と多いことか。
かつての我が国には、修理をするという選択があった。
購買心理を擽り、それが抑えのない欲を生み出す。暴走する欲は、どこへ向かうのか。
こうした社会は長続きしない。
(第三千五百十六段)