(要領の良い学生を企業が求めるのか、企業が求めるから学生の要領が良くなるのか:2013年3月29日撮影)
車内で見た光景だ。
女子大生が、スマートフォンで会話をしながら、乗って来た。座っても通話を止めない。尚、内々定通知書を片手にしていた。
電話を切った後、化粧をし直す。
こうした学生を採用しようとしている企業の内面が分かる。上辺だけしか見ていない。
上辺といえば、最近、西武が騒々しい。
外資ファンドが、企業価値を高めるため、あれこれと言っているようだ。
手を組んだ時点で、外資がこうした態度に出ること自体、容易に想像出来ることだ。
内面まで調べなかった点で、甘かったというべきだ。
今回の例は、多数が利用する鉄道だから話題になるものの、何れにしろ、現在の企業において、同様なことがかなり行なわれている。
経営者は、利益重視の考えを改めなければならない。
アメリカの思考が我が国に向いていないことは明白で、下手に合わせる必要はない。
何れ、TPPも失敗する結果になるだろう。
御用学者や政府、政治家は、上手くいかないのは、未だ、合理化を進めていないからとするだろうが、そうした精神論的な問題ではない。合理化そのものが問題だ。
(第三千五百九段)