人気ブログランキング | 話題のタグを見る

鷹応援(なんかいふぁんからのこえ)

 南海ファンと名乗るのはその頃、隠れキリシタンと同じ意味合いであった。密かに応援するしかなかった。セリーグファンには分からない心情であろう。
 現在、ホークスを応援していると言っても、誰も笑わない。南海時代からのファンは複雑である。テレビ中継を観てそう感じる。
 このところ、ホークスの話ばかりだけれど、これからのプロ野球を考える意味で言えば、生活様式がかつてとは異なり、テレビ中継が始まる時間に帰れる社会人はごく少数である。このため、社会的な責任が重くなるほど、関心は薄れていくだろう。また、子供も塾通いで忙しい。尤も、その前提となる野球が出来る空き地もない。
 こうした背景を考えると、その市場は縮小しているといえる。ここで球団が縮小すれば、今後その市場は更に縮小する悪循環となる。
 問題なのは、これらを球団のオーナーらが気付いておらず、現場の声を無視していることである。
 選手会は高年棒に関しての贅沢税やFA、ドラフトに対する改革案を発表した。
 これを経営者側は受け入れるつもりはないようだけれど、もっと柔軟な頭を持つべきだろう。受け入れるのに費用は掛からない。議論をするのは無駄ではない。
(第三百十九段)
by akasakatei | 2004-07-15 20:26 | 余暇 | Comments(0)
<< 交友話(さらい) 鷹野球(なんかいのせんしゅ) >>