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神宮棒球話入場(ぜんにほんだいがくやきゅうせんしゅけんたいかいどうにゅう)

 最近、パソコンや読書で目を酷使したからか、眼精疲労になった。行き付けの眼科で目薬を貰っている。
 そこで、休日くらい目を休めようと、外出をする。何も考える必要がなく、時間が潰せる場所に足を運ぶ。それは野球場である。丁度、神宮球場で全日本大学野球選手権大会が行なわれている。
 学生時代までは高校野球や大学野球によく通ったものである。社会人になってからは行く暇がない。数えると五年振りである。その最後も神宮であった。
 球場の外観に変化はないものの、まず目に付いたのが女性の売り子が多くなったことである。かつてはビール瓶が重いこともあって、男性ばかりであったが今は違う。尤も、その装備は異なる。男性は従来の通りである。女性は宇宙飛行士のようにタンクを背負っている。蛍光色の服に身を包んでいるので目立つ。このためか呼び止める客が多い。
 スタンドを見渡せば、大学野球は閑古鳥が鳴くのが普通だけれど、思った以上に入場している。それも野球好きそうな年配者ばかりである。尤も、その多くはOBのようで旧知の顔を見付けては声を掛けている。この風景は観戦よりも、見物である。
 一方、グラウンドではショーアップが演出されている。例えば、初回の守備に付く時など、ホームベースを挟んで挨拶をした後にナインが散らばっていたものだが、挨拶後一時ベンチに戻り守備の案内放送とともに飛び出していく。
 これは審判も同様である。その審判はオレンジのシャツを着ている。
(第二百九十一段)
by akasakatei | 2004-06-17 19:53 | 余暇 | Comments(0)
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