(マネジメント職にいる人間が、単なる仕切り屋と自覚するならば、このような視線で他人を眺める自らが恥ずかしくなるに違いない:2013年1月26日撮影)
求人広告を眺めていると、マネジメントや管理職経験者の募集が目立つ。
察するに、相応しい人間が社内にいないのだろう。
これに関し考えると、応募出来る人間はどれくらいいるのか。
管理職という場合、課長以上と思われるものの、その昔、新入社員の採用を控えた企業も結構あり、部下がいなかった課長もいるに違いない。
こうなると、職はあっても、応募出来ないことになる。最近の雇用では、この種の溝が多い。
先の問題について、更にいうならば、マネジメントなどと言うと、如何にも頭が切れそうで良いイメージだけれど、実際には、単なる仕切りたがり屋ではないかとも思える。
仕切りたがり屋となると、印象はどうか。
要するに、言葉ひとつで、どのようにもいえる。
仕切りたがり屋と考えるなら、強引に自らの思うことを社内で進めるだけで良く、分からない時は詳しい部下に訊き、それで上手くいかない時は、部下の責任にするだけの話しだ。
現在、企業が経験者募集とすることは、ある意味、良い人材を逃がしているとも考えられる。
(第三千四百四十二段)