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外夜赤子連(いまのははおやはゆうれいか)

 台風が首都圏を襲った夜、外出しなければならない用事がある。電車に乗ると、流石に空いている。
 その日の朝も、所用で電車に乗った。車内には、乳母車の家族が何組かいた。
 台風が来ると分かっているのに、外出かと考える。
 たぶん、早々に帰ったと思うものの、最近では、赤ん坊の体力を考えるより、親の都合で行動している家族が目立つ気がする。
 このように書くと、母親は外出をしてはいけないのか、と必ず噛み付く輩がいる。
 別段、母親の外出を否定はしない。ただ、第一に考えるべきは、何かということだ。
 暗くなってからの繁華街での赤ん坊連れは、やはり異様だ。昔話では、そうした時、大概、女は幽霊となっている。
 それを知れば、必然的に、十八時過ぎまで赤ん坊を連れて外出する気にはなれないだろう。赤ん坊というのは、思った以上に弱いものだ。
 現代医学は進歩しているというかもしれない。それを過信するのはどうか。何かあってからでは遅いと想像も出来ないのか。
(第三千三百二十段)
by akasakatei | 2012-10-02 11:59 | 教育 | Comments(0)
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