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文化質(ぶんかのほんしつ)

 新聞やテレビの報道を見ていると、その多くに無責任さを感じる。
国の政策に関し、弱者の視点より眺めていない。毒にはなるが、薬にはならない。
こうした視点は、報道に携わる者が生活に困らないほどの給料を貰っているためだろう。
また、広告主との関係もあるに違いない。
そのような意味においては、非常に危険な世の中ともいえる。
以前にも触れた通り、これらは教育の現場にも既に現れている。将来への実学が重んじられ、それに関係ない学問は隅に追いやられている。
こうなると、閉塞感が漂う。この種の空気は、文化を忘れさせる。
実際、平成になってから文化の匂いがなく、人々は食べるために、低収入で働き、否、仕事さえなく、生きるか、死ぬかとなっている。
古代、学問は自由な時間が出来たから、生まれたという。今、それはどうか。
秋は芸術や文学に親しむのに適しているものの、今や、それを楽しむことさえ難しい。
(第三千二百八十四段)
by akasakatei | 2012-08-27 12:04 | 社会心理 | Comments(0)
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